スマートフォンが普及したことで,場所や時間に制限されずに,たくさんの人と連絡を取れる便利な時代です。
ただ,そのせいで「早く返信をしなければ」,「返信が気になって集中できない」経験があると思います。
MMD研究所(2019)によると,57%の人が1日1~10回LINEを送信しています。
このチャットアプリは,自分または相手が決めた時間だけ遅れて届きます。つまり,手紙や年賀状のように,すぐに届きません
私たちは,メッセージがすぐ届かないことで,人と繋がりすぎるストレスからの開放を目標にこのアプリを作りました。
ぜひ,お試しください。
使い方は,下のカッコいい動画をご覧ください。
Postal Letalkのイメージカラーは鴇(とき)色です。
鴇色にした理由は,メッセージが郵便物のようにすぐに届かない。郵便といえばポストの赤色!!なので,赤系の色が合うと思いました。
それに鳥といえば,コウノトリや伝書鳩のように運ぶイメージ。
鴇も鳥なので,メッセージを運んでくれます。
Web版の見どころは,マップです。
メッセージが届くまでどのくらい時間がかかるのかが視覚的に分かるのは使っていて面白いです。
例えば,すぐに届く人は静岡あたりに,なかなか届かない人は東京あたりに表示されます。
そのため,メッセージがどのくらいで届くのかが直感的にわかります。
決められた時間にならなければメッセージが確認できないという体験は,このアプリだけです。
メッセージが送られてきているのに,内容はまだわからないもどかしさを楽しんでください。
Adroid版ではWeb版のようなマップ機能はありませんが,個人チャットが可能です。
firebase(データベースソフト)とデータのやりとりを行うことでチャットのシステムを動かしています。
ユーザ作成,認証,データの最適化などを一括で行ってくれます。
本アプリの最重要機能であるメッセージが決められた時間にならなければ届かない仕組み。
データ1つ1つに紐付けられた到着予定時刻と現在時刻を比較することで,表示非表示を切り替えています。
マップは,紐付けされた遅らせる時間のデータを参照し,htmlのcanavsという描写ツールを用いることで,相手が遅らせた時間が,描画されます。
Android Studio(Androidアプリを作るソフト)とKotlin(開発言語)で制作しました。
データの管理は,Web版と同じです。
アプリ開発をしている間はずっと気が遠くなる作業でした。大学での学びだけでは解決できないエラーが多く,調べて修正すると,すぐに新しいエラーが生じます。ただ,諦めずに何とか努力した結果,当初の予定通りでないものの,作りたかったチャットアプリを作り上げることができました(80%くらい?)。
大学では開発言語やシステムの基礎知識を学ぶことができます。ただ,何かを作り上げるには自主的に学ぶ姿勢が大切です。人生80%くらいがちょうどいいです。努力は120%で,頑張ってください。